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充血と、痒みや違和感と、目やに

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充血と、痒みや違和感と、目やに|福井眼科|JR「千里丘」駅より徒歩2分

眼瞼炎

広い意味では、麦粒腫(めばちこ・ものもらい)も感染性の眼瞼炎ですが、主にはアレルギー性やアトピー性の眼瞼炎、ヘルペス性の眼瞼炎に分類できます。充血を伴うことも多く、まぶたの発赤、腫れ、ただれ、痒みが症状になります。アレルギー性やアトピー性の眼瞼炎はステロイドの軟膏や抗アレルギー剤の内服などにより治療します。ヘルペス性の眼瞼炎は潰瘍や水疱を伴い、抗ウイルス剤の軟膏や内服により治療します。

結膜炎

結膜が炎症を起こして充血や目ヤニ、涙が多く出るなどの症状を現します。結膜炎は、細菌、ウイルス、クラミジアなどの感染による結膜炎と、花粉やハウスダストによるアレルギーによる結膜炎の2つに分類されます。

感染性結膜炎

細菌やウイルスが感染して、白目の一番表側にある結膜に炎症を起こす病気の総称です。細菌性結膜炎のほとんどは、抗生剤と消炎剤の点眼で1週間以内に治癒しますが、ウイルス性結膜炎は治癒まで2週間から1ヶ月程度かかります。後遺症が残ることもあるため、症状が解消しても医師の指示を守って治療を続けましょう。眼の症状だけでなく、のどの痛み・発熱などを伴う場合もあります。

アレルギー性結膜炎(花粉症)

アレルギー性結膜炎とは、眼にアレルギー反応を起こすアレルゲンが触れて炎症を起こす病気です。結膜の炎症によってかゆみ、充血、目ヤニ、涙が多くなるなどの症状を現します。花粉などが原因で特定の季節だけに症状が現れる季節性と、ダニやハウスダスト、ペット、特定の化学物質などによって季節に関係なく症状を起こす通年性に分けられます。
症状が現れる前に抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの投与をスタートさせると、そのシーズンの症状が大幅に緩和されます。飛散開始の数週間前に受診すると効果が見込めます。スギ花粉の場合、1月中旬から下旬がベストタイミングです。
アレルギー検査(イムノキャップラピッド) 
当院では、アレルギー検査(イムノキャップラピッド)を行っております。こちらの検査では、指先から採血を行い、8種類のアレルギーの原因となるアレルゲンを調べることができます。注射器を使わずに採血も少量で済みますので、痛みもなく、小さなお子様でも受けることができます。検査結果は約20分でわかります。

結膜下出血

鮮やかに赤い出血が白目の部分に現れるもので、何らかの理由で結膜下の血管が破れて出血しています。視力が低下することはなく、眼のゴロゴロはあっても痛みが起こることはほとんどありません。1~2週間で自然に吸収されることがほとんどですが、繰り返し出血を起こす場合には疾患が隠れている可能性もありますので1度、眼科を受診して下さい。

ドライアイ

眼精疲労

結膜弛緩症

眼の表面を覆っている結膜がゆるんで弛緩した状態です。もともと結膜には眼球を上下左右に動かすために適度なたるみがありますが、結膜弛緩症では必要以上のたるみが生じて違和感や不快感を起こします。眼に慢性的な不快感や異物感がある場合は、適切な点眼薬を使用することで症状を緩和していきます。点眼薬の効果がない場合には、手術を検討します。

翼状片

白目は半透明の結膜に覆われていますが、目頭から黒目に向かって結膜が三角形に伸びていくのが翼状片です。充血や異物感があり、鏡で見ればすぐわかります。発症の原因はよくわかっていませんが、紫外線が関与していると指摘されています。放置しても問題がありませんが、進行して黒目の部分を覆ってしまうと見え方に悪影響を及ぼしますので、視力に悪影響があるようでしたら手術を検討します。

角膜感染症

感染性角膜炎とは、角膜に細菌やカビなどが感染して、炎症を起こす病気のことです。角膜に傷が付いている場合には細菌などの病原体に感染しやすくなりますので、特にコンタクトレンズユーザーの方は注意が必要です。病巣が角膜の内部にまで広がって、黒目が白く濁ったり、視力が低下したりすることもあります。

細菌性角膜炎

ゴミや砂などの異物が目に入ったり、コンタクトレンズの装用で角膜にキズがついたりしたときなどに起こります。治療は、抗菌薬による治療が基本となります。細菌の種類に応じた抗菌点眼薬の点眼と、状況に応じて、抗菌内服薬や点滴薬が使用されます。治療期間は症状によって異なり、数ヶ月かかる場合も、失明する場合もあります。

アカントアメーバ角膜炎

アメーバは水道水の中にも存在していて、日常の手入れに問題があり、アメーバにより汚染されたコンタクトレンズを装用することにより起こります。夜も眠れないほどの激しい目の痛みが特徴です。アカントアメーバ角膜炎の場合は、濁った角膜を削り取る(病巣そう爬)、抗真菌点眼薬の点眼、抗真菌薬の点滴投与を組み合わせた治療が基本となります。失明することも多い感染で、治癒に時間がかかることが多く、治癒しても視力障害が残る可能性の高い感染症です。

ヘルペスウイルス性角膜炎

乳幼児の頃に初感染を起こし、神経組織に潜んでしたヘルペスウイルスが、発熱、紫外線被爆、ストレスなどをきっかけにして再び活動を開始し、角膜へ移動して角膜炎を起こしたものです。抗ウイルス眼軟膏の使用で1~2週間で治りますが、その後も再発を繰り返す例が少なからずあります。

強膜炎

強膜炎は、強膜(眼を覆う白く丈夫な線維性の組織)の炎症です。強膜炎は、ときに、全身性の炎症性疾患がある人に起こることがあります。主要な症状は、充血と眼の奥深くでうずくような痛みです。全身疾患と関連している場合もある為、採血検査など全身疾患の検索が必要になる場合もあります。治療はステロイドの点眼、内服、テノン嚢下注射になります。

ぶどう膜炎(虹彩炎)

ぶどう膜とは、3つの眼の中の膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)の総称です。ぶどう膜に炎症がおこると、通常は透明な前房や硝子体が濁り、眼が濁ったものを通して物をみることになるため、飛蚊症、視力の低下などの症状があらわれます。ブドウ膜炎は膠原病やその他の全身疾患と関連している場合もあるので、採血検査・心電図検査・胸部レントゲン検査などが必要になる場合もあります。虹彩だけの炎症の場合、虹彩炎と呼ぶこともあります。ステロイドの点眼、内服、テノン嚢下注射による消炎が主な治療になります。

急性緑内障発作

急性緑内障発作では急激に眼圧が上昇し、目の充血、痛みや頭痛、吐き気など激しい症状をおこします。何らかの機序で完全に隅角が閉じてしまうと、急性発作を起します。時間が経つほど治りにくくなるので、このような急性閉塞隅角緑内障の発作がおきた場合はすぐに治療を行い、眼圧を下げる必要があります。薬物療法で眼圧コントロールが不十分な場合、レーザー治療や隅角を広げる目的で白内障手術を行います。当院にはレーザー治療を行うための、レーザー装置ellex社製Tangoとellex社製solitaireを導入しています。