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日帰り白内障手術

MEDICAL

日帰り白内障手術|福井眼科|JR「千里丘」駅より徒歩2分

白内障とは

目に入ってきた光は角膜、続いて水晶体(カメラのレンズの役割を果たします)を通って屈折し、眼球の奥にある網膜(カメラのフィルムの役割を果たします)に到達します。
網膜でピントがあうように水晶体の厚さを調節します。

白内障による見え方の違い

水晶体は、様々な影響を受けて、だんだんと変化し白く濁ります。その結果、水晶体全体が濁り、視力の低下を招くことになります。個人差がありますが、誰でも年をとるにつれ、水晶体は濁ってきます。加齢性白内障は一種の老化現象ですから、高年齢の人ほど多く発症します。白内障になっても痛みなどの自覚症状はありません。ただし、一度水晶体が濁り始めると、消えることなく徐々に進行していき、目のかすみやまぶしさ、視力低下、物が二重三重に見えるなどの症状が現れてきます。

白内障手術について

白内障は、手術を受ければ、視力の回復が見込める病気です。治療方法は、病状の進行段階によって異なり、症状が軽度の場合は手術を行わず、通院による経過観察を行います。点眼を使用したとしても、白内障の進行を抑えることが目的で、水晶体が透明に戻るわけではありません。白内障手術時期の適応は患者様によって様々です。少しの白内障でも気になる方や、職業上支障の出る方は早く手術適応になりますが、進行しても生活に支障がない方は適応が遅くなります。ただ、放置しすぎると緑内障を併発したり、手術自体が困難になりますので、経過観察は大切です。当院では患者様の希望を尊重して、丁寧なカウンセリングで患者様にあった手術時期を決定させて頂いています。

白内障手術とは

白内障の手術とは、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズ(人工水晶体)を入れる手術です。
角膜の縁を2~3mm程度切り、水晶体の前嚢に5mm程度の孔を開けて器具を挿入し、超音波で核と皮質を砕いて吸引することで視力の回復をはかります。
摂津市・吹田市の福井眼科では「単焦点眼内レンズ(保険適用)」「乱視矯正が可能な単焦点眼内レンズ(保険適用)」「多焦点眼内レンズ(選定医療)」の3種類の手術を行っております。

裸眼視力の向上

白内障手術の完成度が高くなり、眼鏡の使用頻度を軽減できる、多焦点眼内レンズや乱視矯正眼内レンズを使用できるようになりましたので、眼鏡での矯正に頼らないかわりに、眼内レンズのピントを正確にあわせることが必要になっています。最新の眼内レンズを使用しても、術後にピントが合わないと眼鏡の使用頻度を軽減することはできません。ピントを合わせ、裸眼視力を向上させるには、眼内レンズの度数の決定と、乱視矯正が重要になります。そのため、摂津市・吹田市の当院では最新の眼内レンズの度数決定の検査機器を導入し、乱視の矯正も積極的に行っております。

正確な眼内レンズ選択

白内障手術の際に選択する眼内レンズの度数選定に必要な測定値の精度が向上し、さらに角膜(黒目)と水晶体との距離や、水晶体の厚さ、などが測定できるので、これまでの主流の「SRK/T式」や「Haigis式」だけでなく、「Barrett式」などの新しい計算式を用いることができます。
ZEISS社製 IOLMaster 700を用いることで、従来よりも精度の高い眼内レンズの度数選定が可能となります。さらにZEISS社製 IOLMaster 700は、角膜後面の形状測定を測定することにより、角膜形状の実測値を眼内レンズの計算や、乱視矯正に反映できますので、正確なレンズ選択や乱視の矯正が可能になり、よりよい術後の裸眼視力が期待できます。

乱視による見え方の違い

ピントがあった、乱視の少ない見え方

ピントあった、乱視の少ない見え方

ピントが合ってない、乱視の多い見え方

ピントが合ってない、乱視の多い見え方

安心・安全な手術機器

現在の白内障手術は、濁って固くなった水晶体を超音波で砕く超音波乳化吸引術が主流です。この白内障手術装置は最新の機器で、水晶体を効率よく砕くことのできるAlcon社製CENTURION® OZilトーショナルフェイコにより、侵襲の少ない目に優しい手術が可能になります。
また、眼圧内変動を減少させる灌流制御システムにより安定的に眼球が保持され
るので、スムーズに手術を行うことができます。さらに、従来よりも小さい切開創から眼内レンズを挿入することができるため、手術後の炎症が少なく、惹起乱視の少ない手術が可能となります。

手術までの流れ

白内障手術の適応時期や眼内レンズの選択は施設や、術者によって様々です。術後に患者様が快適に生活できるかは、手術が安全に終了することも大切ですが、手術時期や眼内レンズの選択にかかっています。

受診・診察

診察では、視力障害の原因が何であるかを調べます。水晶体(目のレンズ)が濁る白内障が視力障害の原因と判明した場合、手術が適応かどうかを判断し、手術を行うか患者様とご相談します。

手術日の決定・かかりつけ内科への問い合わせ・術前検査

手術に必要な検査、採血をさせて頂きます。白内障手術は局所麻酔で行いますので、全身の病気がある方でもほとんど手術は受けられます。当院では手術日には、全身状態を管理できるように麻酔科医が待機していますので、全身疾患がある方でも安心して手術を受けて頂くことができます。ただし、糖尿病・心疾患などの病気のある患者様はかかりつけの内科の先生に白内障手術の了解を頂きます。

手術説明とご相談

丁寧なカウンセリングにより、患者様が術後に快適に生活頂けるように、挿入する眼内レンズの種類、ピントの位置(眼内レンズの度数)について相談・決定します。手術適応についてもゆっくり時間をかけて再度相談致しますので、完全予約制になります。可能であれば、患者様だけではなく、ご家族の方々にも白内障手術について理解してもらい、手術に協力して頂きます。そうすることで、快適な術前後の経過をたどることができるようになります。

手術当日の打ち合わせ

手術当日の注意点

  • 手術後は入浴制限がありますので、手術日前日は体や髪などをきれいに洗っておくようにして下さい。
  • 術前の点眼薬は忘れずにさすようにして下さい。
  • 術前には内服の中止や、食事、飲水の指示がありますので忘れないようにして下さい。

手術当日の手術まで

  • 強い痛みが出たらすぐにご連絡下さい。
  • 術後見えていたのに、数週間以内にかすみだしたらすぐにご連絡下さい。
  • 上の瞼を触らないように点眼して下さい。
  • 洗髪や洗顔は許可が出るまで行わないで下さい。
  • 首から下のシャワーは翌日から可能です。
  • 術後1週間程度は、飲酒はお控え下さい。
  • 術後1週間程度は、なるべく目の疲れることは避けるようにして下さい。
  • 散歩程度であれば翌日から可能です。
  • 術後1ヶ月程度は、水泳や激しい運動などは行わないようにして下さい。
  • 定期検査、診察は必ず受けて下さい。

手術後の通院

手術翌日、3・4日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後、数ヶ月後と通院して頂きます。

費用